自然な美しい歯で、おいしく食べてみませんか
健康と美容のためにも、インプラント治療を考えてみましょう。
衛生管理が重要なインプラント治療は、独立したスペースで治療します。
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インプラント治療とは

歯の抜けた場所に「人工の歯根(インプラント)」を埋め込み、顎の骨に固定した後「人工の歯(上部構造)」を上から装着する治療方法を “インプラント治療”といいます。
「歯が抜けたまま放置してしまったために周囲の歯が倒れ込んでしまった」「ブリッジにするために両脇の健康な歯を削らなくてはならない」「入れ歯を入れるとバネが目立つ」などがなく、自分の歯のような自然な感覚を取り戻すことができます。
インプラント治療の流れ
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1相談
気になることをお話ししていただき、治療のあらましについてご説明いたします。問診、視診、触診などによる簡単な検査を行います。
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2検査・診断
レントゲン写真、CT撮影、 歯の模型、お口の写真など 総合的に資料を集め、検査を行います。その結果を元に、どのように治していくか、期間、費用などについてご説明いたします。
そして、説明をご理解・ご納得していただいた場合に、治療を開始いたします。 -
3前処置
インプラント治療を始める前にしておかなくてはならない処置があれば、治療しておきます。
- ● 口腔内の清掃の徹底、プラークコントロール、ブラッシング指導
- ● 残存歯の治療(むし歯、歯周病など)
- ● 対合歯の処置(対合関係により処置が必要な場合があります)
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41次手術
インプラントを骨の中に埋め込むための手術です。インプラントを埋め込む場所に十分な骨がない場合には、骨の量を増やすために「骨移植手術」や「上顎洞底挙上手術」などが必要なことがあります。また、歯茎の形がいびつな場合には、「歯肉弁移植手術」などが必要です。
- 治癒期間(インプラントが骨に生着するまでに必要な期間)
- ● 上顎: およそ 6ヶ月 以上 必要です
● 下顎: およそ 3ヶ月 以上 必要です
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52次手術
埋め込んだインプラントの頭出しのための手術です。インプラントの上に「人工の歯」を取り付けられるように準備します。
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6上部構造作製
型を採って「人工の歯」を作り、取り付けます
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7メインテナンス
定期的にかみ合わせや歯茎の状態をチェックします。
どのように改善されるのか
総入れ歯の場合
「総入れ歯」の問題点

- ●味覚が異なります
- ●発音障害になる場合があります
- ●異物感を感じます
- ●痛みを感じる場合があります
- ●粘りのある食べ物に苦労します
- ●硬い食べ物に苦労します
インプラント治療による改善点

- ●違和感、異物感がありません
- ●審美的に良好で、自然にお話ができます
- ●自分の歯に近い感覚で、味覚が楽しめます
- ●食べ物を選ばず、快適に食べられます
局部義歯の場合
「局部義歯」の問題点

- ●入れ歯の留め金により、支えている歯に痛みを感じたり、負担がかかります
- ●異物感、違和感があります
- ●審美性に欠けます
- ●粘りのある食べ物や硬い食べ物に苦労します
インプラント治療による改善点

- ●留め金を必要としないために、隣在歯を守ることができます
- ●留め金を必要としないために、口の中がスッキリし、審美的にも良好です
- ●粘りのある食べ物や硬い食べ物に関係なく、食事を楽しむことができます
ブリッジの場合
「ブリッジ」の問題点

- ●隣の健康な歯を削る必要があります
- ●支える歯に負担がかかります
- ●支える歯が2本以上必要です
- ●歯の抜けた部分の骨が、次第にやせていく場合があります
インプラント治療による改善点

- ●歯のない部分に、インプラントを入れるため、健康な歯を削ることはありません
- ●自然な感覚で、噛めるようになり、顎の骨の健康を維持することができます
- ●ブリッジに比べ清掃性がよく、ブラッシングなどのホームケアがしやすいです
放置の場合
「放置」の問題点

- ●周囲の歯が動きます
- ●咬み合っていた歯が浮いてきます
- ●食べ物がつまりやすくなります
- ●噛む機能が低下します
- ●周囲の歯が歯周病やむし歯になりやすくなります
インプラント治療による改善点

- ●周囲の歯が動きません
- ●自分の歯を健康に保つことができます
- ●審美的に良好です
インプラントの欠点
- ●外科的な手術の必要があります
- ●治療に時間がかかります
- ●治療後もメインテナンスが必要です
- ●保険がきかないので自費治療です
骨が少ない場合の治療法
サイナスリフト

上顎の骨が薄い場合には、サイナスリフトと呼ばれる処置を行うことで、足りない部分の骨を自家骨や人工骨で補います。 インプラントの埋入とその後の安定的な使用を可能にします。
骨移植

サイナスリフトが必要な場合と同じく、埋入箇所の骨が欠損していたり薄くなっていたりした場合には、別の部位の骨を移植することで埋入可能な状態を作り上げます。
スプリットクレスト

骨が薄くなってしまっている場所を切開し、広がった空洞にインプラントの土台を埋入する方法です。
GBR

骨が薄くなっている部分に骨補填剤を用いることで、骨を再生しインプラントの埋入を行う治療です。
ショートインプラント

通常よりも短いサイズのインプラント土台を使用して、骨の厚みが足りない箇所を補う方法です。
傾斜埋入

骨の厚みが足りない場合に、通常のインプラントと異なり、土台を斜めに埋入します。もちろん、上部構造の取り付けは通常と同じ角度で行いますので、最終的な仕上がりに影響はありません。
ALL ON 4

歯をすべて失った場合の治療には総入れ歯を用いたものがありますが、「ALL ON 4」では4箇所にインプラントの埋入を行い、そのインプラントに固定する形で入れ歯を作製します。
こうすることで、総入れ歯の使用感を改善し、より食感などを楽しむことができるようになります。
Q&A
- Qインプラントの手術は痛くないですか?
- Aインプラント埋入の手術中には、しっかりと麻酔を使用します。したがって、痛みを感じることはないかと思いますが、患者様によっては治療後麻酔が切れた際に痛みを感じる方もいらっしゃいます。
その場合も、痛み止めなどをしっかりと処方して的確に対応いたしますので、どうぞご安心ください。 - Qインプラント手術には、入院が必要ですか?
- Aインプラント治療に入院は必要ありません。
- Qインプラント治療は誰でも受けられますか?
- A健康な方であればどなたでも受けることができます。
ただし、骨の厚みが足りない場合には、通常のインプラント埋入だけでなく、それを補うための治療を行う必要があります。合わせて、口腔内の疾患がある方は、そちらの治療を終えてからインプラント治療を行うことをお勧めします。
また、全身疾患(糖尿病など)のある患者様で、インプラントが適応できないケースもありますので、検査の際にしっかりと確認させていただきます。 - Qインプラントで使われているチタンは安全ですか?
- Aチタンは金属製品ではありますが、金属アレルギーを起こす方はほとんどおりません。
日常的には、金属アレルギーが心配な方のためのピアスや指輪などに使用されている素材ですので、ご安心くださればと思います。 - Qインプラントはどのくらい持ちますか?
- Aインプラント自体は半永久的に使用し続けることができます。
しかし、そのためにはしっかりとした口腔内のケアを行う必要があります。土台を埋入した歯茎や歯槽骨自体が弱ってしまうと、インプラントの土台を支えることができなくなるためです。ホームケアを行い、定期的にメインテナンスにご来院いただければ安心して使い続けることができます。 - Qインプラントは医療費控除の対象になりますか?
- Aインプラント治療にかかった費用は医療費控除の対象となります。
その年のインプラント治療に際してかかった費用のうち、「治療費」「交通費」が対象になります。申請を行うために領収証などの「支払いを証明することができるもの」を保管しておいてください。